船越地区は、栗山川流域に広がるミネラル等を豊富に含む肥沃な恵まれた土壌の農業地域で、高評価の多古米や野菜や果樹等の農産物が生産されています。
近年、急速な高齢化や米価の低迷に依る後継者不足が深刻化しています。さらに追い打ち的に、成田空港の機能強化・拡張に伴う立ち退き、騒音等の影響で当地域の存続すら心配されます。

この様な状況の中で、ただ衰退を待つ訳には行きません。私たち地域には多様な人材が集まっています。この知識と経験を生かし、先ずはこの地域で生産可能な酒質資源のぶどうを有効利用しながら果実酒を醸造し、地域の特産物とする事で自らの地域に誇りを持つと同時に酒税納付等で社会的責任を全うしながら法人運営を持続させる為の利益を計上し、なおかつ地域社会に貢献したいという目的を持って(株)船越ワイナリーを設立しました。
これを機にその他の農産物にも波及させ、農業の6次化で安定した収入を実現して、農業の専門知識・技術・経験を継いでくれる若手の人材育成も目的とし、それが地域のコミュニティや環境維持に繋がるものと考えております。

意気込みだけでは、立ち行かなくなる事は承知です。私達には戦略が有ります。

第一に自信を持って消費者に喜んでもらえる商品にする事。これについては、 3年前から葡萄研究家との勉強会や山梨山形.岩手のワイナリー視察・当地農家さんとの意見交換や協力関係の構築をしてきました。この活動中、弊社の目指す日本一のワインの方針が見えました。この活動は弊社にとって宝となりました。
第二に原料となる良質の葡萄の栽培が重要と考えます。これについては、栽培量の少ない希少価値が有り尚且つ、ワインに適する品種を選足します。これにより、希少性のある競争力のある商品になると考えます。
第三に栽培方法にこだわります。船越地区は肥沃な土壌ですが、栽培にはミネラルのバランスも重要と考えます。土壌状態把握をして適切な成分を吸収し易く(キレート化)して施肥します。

これにより、糖度が向上するだけでなく抗酸化物質のポリフェノール・アミノ酸が増え品質が向上し、健全な葡萄が出来ると考えます。これもまた、差別化・競争力に繋がります。(ポリフェノール含有量を数値化して、消費者にアピールしたい。健康志向)第四に醸造方法です。こだわった原料を使うので、ポリフェノール(抗酸化物質)含有量が多いので酸化防止剤を添加しなくてもアルコール作用で品質が保持出来ると考えます。本物の無添加ワインです。
味・口当たり・あと味が向上し他のものとの差別化が図れます。自然派志向の消費者にも受け入れられたい。

株式会社船越ワイナリー
代表 勝又 純一